育児日記 第109回

 我が家の長男(けんと)は高校1年生です。けんとはオンラインゲームが大好きです。ゲーム好きな友達と連絡を取り合って、毎日学校から帰宅してから寝るまでの間ゲームをやり続けています。
 最近の様子に不安を覚えるようになりました。
 我が家では、ゲームは子供部屋に置かず、リビングに置いてあります。なので、大人はテレビを我慢してけんとがやっているゲームを見ます。または、2画面機能があるので、テレビとゲームの両方を見ることになります。
 ゲームの途中で「ご飯だよ」と声をかけても、「ちょっと待って。今終わるから」そう言って、いつまでもゲームをやり続けています。ゲームの際に使用している言葉がとても悪いです。「こいつキモイ」「マジうざい」「マジむかつく」これ以上のもっとひどい言葉も言っています。そして、声の大きさがものすごく大きいです。すごく興奮している様子が伝わってくる大声で、「やめろ」「危ない」などと叫んでいます。
 日常生活でも、攻撃的な部分が増えてきて、弟との衝突が増えてきました。親に対しても、言葉がきつくなってきました。
 「ゲーム依存症」、あるいは「ゲーム障害」という言葉を聞いたことがありますか?日常生活が破綻するほど、持続的、反復的にゲームにのめり込んでしまうことを指します。2018年6月18日、WHO(世界保健機構)は、この「ゲーム依存症」を精神疾患として正式に認定しました。患者には未成年が多く含まれており、既に「オンラインゲーム依存症」が社会問題化している中国や、タイ、ベトナム、韓国などではプレイ時間が規制されています。日本ではいまだなんの規制もありません。
 ゲーム依存症治療の名医である久里浜医療センターの樋口進氏の著書『スマホゲーム依存症』によれば、依存症の症状は脳の変化で説明できると言います。患者の脳では、「理性の働きが落ちていき」、ゲームを「「プレーしたい!」という抑えがたい欲求が生じ」、「一定の刺激では満足できなくなる」などの変化が起きているそうです。
 こうした変化はアルコール依存症や薬物依存症、ギャンブル依存症などでも見られるそうで、スマホゲームが依存を引き起こすと言える医学的な根拠とのことです。しかも残念なことに、依存症は回復こそすれ、完治はしません。たとえば糖尿病のようなものだと言われています。確かに、薬物依存症の人が完全に断ち切ることが難しく、再犯を繰り返していることも報道されています。ゲームをする行為は犯罪ではありませんが、薬物依存症やアルコール依存症の人と同じ脳の変化が起きているのですから、普通の状態ではないと言えます。
 先日、高校の保護者会があり、担任の先生、けんと、私の3人でお話をする機会がありました。家でのけんとの様子を話して、先生からも、「宿題も少なくて、時間に余裕があるのは今だけだよ。2年になると課題も多くなり自分の自由になる時間が限られてくるから、2年生に向けて今やれることをやっておかないと、後悔するよ。今後コンペやコンテストにも参加して自分を高めてほしい」と声をかけていただきました。その後、けんとのゲーム時間が少なくなりました。ゲームよりもやらないといけないものがある。自分の目指す道をもっと真剣に考えてもらいたいと思います。
 社長を見ていても思いますが、本当に建築の勉強は幅が広い。大工である以上、知識だけでなく技術も伴わなければいけません。この先の自分が少しでも楽になるように、今からコツコツと勉強に励んでもらいたいものです。応援してるから頑張ってね!!

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